専門学校などを修了すると国家試験を受けることができます。ここでは国家試験の詳細についてご説明しましょう。まず試験が実施される時期ですが、毎年2月となっています。試験は筆記試験だけで、4つの選択肢から正解1つを選ぶマークシート方式がとられています。「はり師」と「きゅう師」の資格は別のものなので、鍼灸師になるにははり師の試験ときゅう師の試験、両方を受験することになります。試験科目は以下のようになっています。
■はり師試験
はり理論及び東洋医学臨床論 医療概論(医学史を除く) 経絡経穴概論 東洋医学概論 衛生学・公衆衛生学 生理学 リハビリテーション医学など13科目
■きゅう師試験
きゅう理論及び東洋医学臨床論 医療概論(医学史を除く) 経絡経穴概論 東洋医学概論 衛生学・公衆衛生学 生理学 リハビリテーション医学など13科目
それぞれの最初に挙げた「はり理論及び東洋医学臨床論」と「きゅう理論及び東洋医学臨床論」以外は、両方の試験に共通する科目で、同じ出題内容となっています。はり師の試験ときゅう師の試験を同時に受ける場合、共通する科目はどちらか一方の試験では免除されることになっています。
試験会場は各都道府県ごとに設けられ、受験手数料はひとつの資格につき1万5100円です。はり師ときゅう師を両方受験する場合は3万200円となるわけですね。
実技試験は実施されませんが、各養成施設で卒業認定試験、実技認定試験などとして独自に行なわれます。息子の場合は試験直前に疾患名を知らされ、先生を患者さんに見立て、実際に症状をうかがったり、はり治療を行なったりしたそうです。おきゅうを早く正確につくるという試験もあったといっていました。内容は学校によって、また、その年ごとによっても違いがありますので、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・。